こんにちは、HIYOKOです!
ネイルの資格っていっぱいあって悩みますよね。
なんか、英語だし。
名前、似てるし。
ネイリストになるなら、なんかいっぱい取らなあかん雰囲気も出てますよね。
ネイリストになるには、長い資格取得の修業がある…!!!
みたいなイメージ、ないですか??
そのイメージ、間違いです!(キッパリ)
てなわけで、この記事では、
- 現役ネイリスト(私)おすすめの資格
を紹介しつつ、
- ネイルの有名どころの資格(7つ)
についても丁寧に解説していきます。
JNECネイリスト技能検定がおすすめの理由は、それだけあればネイリストになることも可能だから
ネイルの資格を紹介するといいつつ、とりあえず、私がこの記事で一番いいたい結論はこれです。
取るならJNECがおすすめやで!理由は、それだけあればネイリストになることも可能だから
YES!これです。これが言いたい。
JNECってなんやの?ってな疑問はあとで解決するとして、ホンマ、これです。
JNECが今どうしても知りたい方のためにちょっと解説
正式名称は、JNEC主催の「ネイリスト技能検定試験」です。通称、ネイル検定、ネイリスト検定と言われたりもします。ネイルの資格の中でもっとも古くからある、知らぬ人は居ない資格です。
3級→2級→1級の順に受験可能で、級が上がるごとに難易度が上がっていきます。
私はネイル検定3級取得だけでネイルサロンに就職した
JNECがおすすめの理由は、それだけあればネイリストになることも可能だから
というセリフの根拠のひとつめは、
私が実際にJNEC(の3級のみ)で就職したから
です。
根拠のふたつめは、
(私はネイルスクール卒ですが、)同期のスクール生も同じ条件(JNECの3級のみ)でネイルサロンに就職しているから
です。
ちなみに私は、ネイル検定3級取得後、就活をはじめて一発目に、行きたかったネイルサロン(高単価ネイルサロン)に履歴書を送ったのですが、就職できました(就活は資格より戦略が重要かも)。
これは、これからネイリストを目指す方にはいい情報なんじゃないかな?
ネットで検索すると、
ネイル検定は2級まではマストで取得!とか、
ネイル検定だけじゃなくてジェルネイル検定もマスト(しかも中級まで取るべし)!
みたいな情報があふれてるから…。
確かにそれらの資格はあって損はないし、あった方がないよりはいいし、時間と費用に余裕があるならチャレンジはアリです。
ただ、ネイリストになることが目標であるなら、
ネイルスクールや検定関連の方々の思惑(検定はいっぱい取った方がいいぞぉ~↑↑)に乗る必要はないかなぁと思います。
ちなみに、資格取得自体が目的なら、順番に最上位の級まで取るのは悪いことではないです(私も時間に余裕が出来たら取りたいな。検定攻略ブログだし)。
資格自体が無意味と言っているわけではなく、目標に応じた行動をとった方がゴールが早いかなって感じです。
ネイルの資格は(大体)7種類あるといっていい
そもそも、ネイルの資格の種類ってどれくらいあるのか、表にしてみました。
知名度はあくまで私調べですが、
- 〇=初心者さんがなんか聞いたことあるな(よくわからんけど)~ってレベルは大体これ
- △=ネイルの世界に入って、スクールに通ったり、調べたりしはじめると知る資格
- ×=プロのネイリストでも知らない人が居るレベル
てな感じです。
ネイルに関する資格は、国家資格ではなく民間資格なので、調べるともっとマイナーなのもあります。
ダントツで有名なのは
- JNECネイリスト技能検定試験
- JNAジェルネイル技能検定試験
の2つです(異論はあるまい)。
名前、似てるけどJNECとJNAの違いって何かというと
2つの検定は、
- 検定試験をやっているところ(主催)
- 試験内容
が大きく違うとされています。
内容に関していえば、
- JNEC=ポリッシュ(マニキュアのこと)
- JNA=ジェル
てな感じでイメージの違いもあるかもしれません。
JNAのジェルネイル検定は、ネイルの基礎知識に加えジェルの内容も含んでいます。
そのため筆記試験は、JNECのネイル検定の内容にジェルの知識をプラスしたものとなり、覚える内容も増えます。
ただ、この2つの資格はうまいこと受けると、実技試験の第一課題を免除できたりもします。
ネイルの資格は国家資格ではなく民間資格
ネイルの資格は実は国家資格ではないです。
国家資格との違いって?となる方も居るかと思うので、資格そのものについてもちょっと解説しておきます。
それより資格の詳細が知りたいわ!って方は下記から飛べます。
資格には
- 国家資格
- 技能検定
- 公的資格(今は民間資格に吸収)
- 民間資格
の4つがありますが、ネイルに関する資格は4.民間資格にあたります。
民間資格とはなんぞや?というと、簡単にいえば、
誰でも作ることのできる資格
です。
民間資格にはきのこ検定とか、けん玉検定といったおもしろ資格から、カラーコーディネーターやマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)といった割と有名で実用的な資格もあります。
民間資格は誰でも作れる資格ではあるものの、広く周知されている民間資格は一定の効力を持つといえます。
例えば事務系の職に就くなら、就活する時にMOSの資格を持っていると、持っていない人より有利に働く場合(あくまで場合)がありますよね。
趣味でおもしろ民間資格を取るのではなく、ある程度の効力を求めて民間資格を取ろうと考えている場合、
その民間資格が広く周知されているかどうか
が重要です。
周知されていないと、それってちゃんとした資格?そんなのあったっけ?って言われます。
ネイルに関する資格の有名どころはJNECとJNAです。
ネイルに関する資格は民間資格であるため、
有名な権威あるネイリストの方々が、新たなネイルに関する民間資格を作ったり作らなかったりしますが(どんどん増えていくよ…まあ、作るのは自由だから…)、
ネイルの入り口に立っている私たちは、そういったマニアックな資格はいったん置いておいて、
有名なやつ=JNECネイリスト技能検定試験(3級)、JNAジェルネイル技能検定試験(初級)
から取っていくのが良いかなと思います。
1.JNECネイリスト技能検定試験(ネイリスト検定、ネイル検定)
ここからはネイルの資格(7種)について、順番に解説していきます。
ネイル検定(JNECネイリスト技能検定試験)は、先ほどから一番目に取る資格としておすすめしている資格です。
ネイルの資格ってどれ?と聞かれたときにまず必ず挙がるのがコレ。
ネイルの資格としては最も古くからあります。
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが主催しており、ホームページでは
この試験は、国際的に通用するネイリストの育成を目指す当財団が主催する、正しい技術と知識の向上を目的とした実践に役立つ検定試験です。実施27年目を迎え、約960,000人の受験者実績があります。
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターHPより
と記載されています。
3級から始まって、合格すれば2級、1級と順番に受験することが可能です。
昔は飛び級ができたようですが、今は下位の級に合格してからでなければ上の級を受験することはできません。
受験費用は級が上がっていくたびに高くなるので…上の級まで目指す場合、ストレートで合格したいですよね…(がんばろ…)
試験会場は、
エリア(都道府県)の指定はできるものの、どの試験会場になるかは指定できない
ので注意が必要です。
ネイリスト技能検定3級の詳しい内容
ネイリスト技能検定3級のタイムスケジュールと試験内容はこんな感じです。
概要なので、もっと詳しく知りたい方は公式ホームページへどうぞ。
試験は1日で2回(午前の部・午後の部)ありますが、受験者はランダムで午前/午後のどちらかに割り振られます。
私はいまのところすべて午後の部でした。
午前だと終わった後に観光やショッピングができるし、午後だとゆっくり試験の準備ができるので、それぞれメリットがあるかなと思います。
試験当日の様子にご興味がある方は、こちらが参考になるかもしれません。
ネイリスト技能検定2級の詳しい内容
ネイリスト技能検定2級のタイムスケジュールと試験内容はこんな感じです。
こちらも、3級と同様に1日で2回(午前の部・午後の部)開催され、受験者はランダムでどちらかに割り振られます。
3級との大きな違いは、実技試験が前半/後半に分かれていることです。
それ以外にも
- 実技試験の合計時間が長い
- 実技審査も長い
- 筆記試験も長い
という違いがあります。
実技審査の時間が長いのが特にしんどく、2級の受験は3級よりも疲れました。
試験当日の様子にご興味がある方は、こちらが参考になるかもしれません。
ネイリスト技能検定1級の詳しい内容
ネイリスト技能検定1級のタイムスケジュールと試験内容はこんな感じです。
3級や2級のように1日で2回試験は行われず、1回のみです。
2級よりもさらに試験時間が長くなっていて、
- 実技試験はなんと150分
- 実技審査も60分
です。モデルさんも疲れ果てるのではなかろうか。
ネイル検定3級、2級までは、モデルさんってそんなにこだわらなくて大丈夫ですが、1級は試験内容を見る限り、モデルさん選びも大事そうです。
ネイル検定3級、2級のモデルさん選びについてはこちらで記事にしています。
内容のしんどさやなどは、私もまだ受験していないので、未知の領域です。
2.JNAジェルネイル技能検定試験(ジェル検、ジェルネイル検定)
JNECネイリスト技能検定に次いで有名なのがこの資格です。
ホームページでは
お客様が安心して施術を 受けられる健全なジェルネイルの普及を目的に実施している検定試験です。プロとして、サロンワークでジェルネイルを施術するために必要な理論と技術の修得を問うものです。
NPO法人日本ネイリスト協会HPより
と記載されています。
①、② の特徴はネイル検定と同様ですが、より特徴的なのが、
③ネイル検定の合格有無によって免除制度がある
です。
なのでJNECとJNAの両方の資格を取得していきたい!と考えた場合には、下記のスケジュールでの受験が効率がいいといえばいいです。
ただ、これには落とし穴があって。
免除制度は
ジェルネイル検定の試験申し込み時にネイル検定の合格認定番号がわかっている
ことが制度利用の条件となっています。
なので、ネイル検定の合否がわかる前に、ジェルネイル検定の申し込み締め切りがある場合、免除制度は利用できないってことになります。
私の場合、ネイル検定3級(4月)→ジェルネイル検定初級(6月)というスケジュールで受験をしました。
ネイル検定の合否がまだ出ていなかったので、免除制度は受けることができませんでした。
3.フットケア理論検定試験 (足に関するネイルの資格)
ここからはちょっとマイナーな資格になってきます。
ネイルサロンでフットの施術をしてもらった方ならわかるかもしれませんが、フットにはハンド(手の爪)にはない施術があります。角質ケアとか。
ネイリスト技能検定やジェルネイル技能検定ではカバーできない、フットに関する内容に特化した資格と言えます。
足は手ではなかなか起こらない病気になりやすかったりするため、そういった内容も併せて学ぶことができます。ホームページでは、
ネイリストが、プロとしてサロンワークでフットケアを施術するために必要な理論の修得を問うものです。ネイリストがネイルサロンで行う、足の爪及びその周囲の肌などに対するお手入れによって、お客様の美と健康に寄与する健全なフットケアの普及を目的としています。
NPO法人日本ネイリスト協会HP「フットケア理論検定試験」より
と、記載されています。試験は、実技試験は無く、筆記試験のみになります。
公式ホームページがわかりやすく試験のスケジュールをまとめてくれているので活用しますが、
タイムスケジュール
セミナー:120分 講義形式 内容:フットケアについての理論(休憩含む)
筆記準備: 30分
筆記試験: 30分 マークシート方式セミナーの内容
内容:フットケアについての理論 講義形式
時間:3時間(休憩時間含む)
教材:JNAテクニカルシステム~フットケア~筆記試験の合格基準
マークシート方式 ※テキストに沿って出題されます。
NPO法人日本ネイリスト協会HP
時間:30分
セミナーを受講し、筆記試験の得点が100点満点で80点以上であること。
と書かれています。
教材テキストであるJNAテクニカルシステム~フットケア~は事前に購入しておき、試験当日持参する必要があります。
教材テキストは
シリアルナンバーが記載されているため貸し借り不可
です(ヒエ~)。
ネイリスト技能検定やジェルネイル技能検定の受験資格が義務教育修了者であるのに対して、
- ネイリスト技能検定試験3級以上
- JNAジェルネイル技能検定試験
- JNAネイリスト技能検定国際試験3級以上
のいずれかを取得していることが受験資格となっています。ここがちょっと、受験するハードルを上げているかなと思います。
4.ネイルサロン衛生管理士 (ネイルをする環境に関する資格)
NPO法人日本ネイリスト協会が主催していて、ホームページでは
「ネイルサロンにおける衛生管理自主基準」を普及し、サロン従事者への啓発活動を通じて、国民の健康を守る安全で安心なネイルサービスの普及と公衆衛生の向上に資することを目的として、ネイルサロンの衛生管理に関する知識を習得した方に「ネイルサロン衛生管理士」資格を付与する制度です。2022年9月末日で「ネイルサロン衛生管理士」資格取得者数は、86,548名となりました。
NPO法人日本ネイリスト協会HP
と記載されています。ネイルの施術そのものに関する知識ではなく、ネイルをする環境に関する資格といって良いと思います。
ネイルはカラーやアートなどの華やかな側面に目が行きがちですが、その施術道具をどのように管理するのかとか、長くネイルとかかわっていきたいと思うとそういった知識も重要です。
公式ホームページがわかりやすく試験のスケジュールをまとめてくれているので活用しますが、
スケジュールと講習内容
※受講者には、講習当日にテキストを配布致します。
第1部 理論講習 約180分間
第2部 確認テスト 20分間
第3部 試験問題解説・まとめ・成績発表
認定証・バッジ授与 (不合格の場合は補習受講)筆記試験の合格基準
確認テストは択一方式で20問出題し、合格基準は100点満点で80点以上とします。
NPO法人日本ネイリスト協会HP「ネイルサロン衛生管理士」
※採点は当日、会場内にて行ない合否発表を行います。
書かれてある通り、衛生管理士は講習を受けた後すぐに試験があり合格発表となるため、1日で取ることのできる資格です。
実は私はまだとっていません。通っていたスクールの知り合いに聞いた限り、めっちゃ簡単とのこと。
オンライン受験もあって、ひと月に複数回開催されていることも考えると、必要に応じて取るという形でも良いかもしれません(私はそう思って取ってない)。
5.JNA認定講師資格試験
現時点で、ネイルに関する資格の集大成といって良いのがこの資格だと思います。
受験資格は
NPO法人日本ネイリスト協会HP「認定講師資格試験」
- ネイリスト技能検定試験1級に合格し、受験において1級合格認定日(ディプロマに記載された日)より1年以上経過している方。
- プロネイリストとして実務経験を有する方。
- JNAの個人正会員であること。
- 受験日において満二十歳以上であること。
- 当協会発展の為に尽力くださる方。
- 「JNA 認定校」を卒業している方。
- 「ネイルサロン衛生管理士」の資格を取得している方。
- 「ジェルネイル技能検定試験上級」の資格を取得している方。
- 「JNAフットケア理論検定試験」の資格を取得している方。
- 「勉強会」と「授与式」に必ず出席できる方。
- どのような場面でも日本語による十分なコミュニケーション能力がある方。
- 過去3年の間にJNA主催の全日本ネイリスト選手権のプロフェッショナル部門の種目に出場していること。(地区大会およびオンライン大会を含む)
と、かなりシビアです。
- これまで紹介した資格をすべて持っていて
- かつ、級があるものは最も上の級の資格を持っている
ことが条件です。ネイルサロンでプロのネイリストとして働かれている方々でも、認定講師の資格まで持っている方は多いとはいえません。
この資格について詳しく知りたい!という方は公式ホームページをご覧ください。
この記事を読まれている方で、この資格にめっちゃ興味ある!という方は少ないと思うので、今回はあっさりした紹介にとどめておきます。
6.ネイルスペシャリスト技能検定試験
ここからは、プロのネイリストでも知っている方と知らない方に分かれてくる資格です。
I-NAIL-Aが主催している資格です。立ち位置としては、JNEC主催のネイリスト技能検定と同等かなという感じ。ただ、知名度が圧倒的に違います。
ホームページでは、
〜活動指針〜国際水準のネイルスペシャリスト育成と支援を目指して!
サロンワークが実践的に出来る技術者を輩出するべく、ネイルスペシャリストやジェルネイルの技能検定試験を実施し、資格を認定しています。…
I-NAIL-AHP「ネイルスペシャリスト技能検定試験」
と書かれています。サロンワークが実践的にできるというところがネイリスト技能検定とは異なるかな。
ネイリスト技能検定はネイルに関する基本知識にフォーカスしていて、サロンワークに関する実践知識を学べるかといわれると、それは違うと思うので。
PA/AA/AAA級の受験では、不合格というのが無く、点数で3つのランクのいずれかに振り分けられる、というのも特徴的です。
7.ジェルネイル技能検定試験
こちらもI-NAIL-Aが主催している資格です。
立ち位置としてはJNA主催のジェルネイル技能検定と同等ではあるものの、こちらも知名度で大きな差があります。
JNAのジェルネイル技能検定とは異なっているのは、
JNAは3級~1級まで実技試験・筆記試験の2つの試験があるけど、I-NAIL-Aは3級のみ筆記試験がある
というところです。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
おわりに ネイルの資格、何がある?初めてならJNECがおすすめの理由
ネイルに関する資格、いろいろ解説してきましたが、初心者さんはまずはJNECのネイル検定から取得がおすすめです。
もーちょい頑張れるのであればJNAジェルネイル検定もチャレンジするのもアリです。
就職を急ぐのであれば、これまでの社会人経験とかスキルによっては、ネイル検定3級取得後から就職活動をするのもありかもしれない。
状況に応じて必要な資格をとるのがいいかなぁと思います。
ネイリスト技能検定3級については、独学でもこんな感じで勉強すると合格できるよ!という勉強方法の記事があります。
参考にどうぞ!
ではでは、ハッピーネイルライフ!
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