こんにちはHIYOKOです。
みなさん、検定試験で使う赤ポリッシュ、何を使うか決まってますか?
赤ポリジプシーしていませんか?
ネットで調べて「これだ!!」と思って買ってみても、結局自分で使ってみないとわからないのが「技術職あるある」ですよね。
今回はジプシー民の参考になるように、私が検定で使ったメーカー3種を比較しながら、なるべく詳細に使い心地を書いてみました。
独学でネイリスト検定3級や、ジェルネイル初級を受けることを考えている方には参考になるんじゃないかなと思います。
ネイル検定3級(ジェルネイル検定初級も)の赤ポリッシュに「指定メーカー」の規定はない
ネイル検定3級・ジェルネイル検定初級 赤ポリッシュに関する指定
- 「真赤」であること(パール・メタリック入り不可)
試験要項に書かれている赤ポリッシュのルールは「真赤」であることのみです。
ジェルと違い、指定メーカー使ってね!みたいなルールはないということです。
そのため選択肢として、100均でも、化粧品ブランドでもいいんじゃ?と思うかもしれませんが、私としてはおすすめしません。
プロ用のメーカーが出している「真赤」の検定カラーを購入することをおすすめします。
なぜ検定で100均のポリッシュをおすすめしないのか?
まず100均は絶望的なまでのハケの使いにくさから、カラーポリッシュはムラになること必須です。
んじゃ、カラーはちゃんとしたやつ、トップとベースは100均で問題ないんじゃ?と思うかもしれませんが、100均のベース&トップ、めちゃくちゃ縮みます。
トップは赤ポリッシュと同様キューティクルラインまで攻めて塗ること(=しっかり覆うこと)がポイントです。
塗ったつもりが乾いたら縮んで赤ポリッシュが丸見え状態になったら減点必須です。
プロがたっぷり使ってキワまで攻めても99%縮むのでマジでおすすめしません。
なぜ検定で化粧品ブランドのポリッシュをおすすめしないのか?
赤ポリッシュの「真赤」指定ですが、ルールがそれだけなこともあり試験官の方は赤ポリッシュの「濃さ」と「色味」をかなり見ています。
スクールでは練習していると、
「ん?なんか色薄くない?」
「あれ、赤が濃くない?」
って高頻度で指摘されます。
いずれもそのあと「何使ってるの?」と聞かれるまでがセットです。
そしてだいたい、
「OPIか~、結構暗くなりがちだもんね~(納得)」
「シャレドワか~明るめだもんね(納得)」
「ん?どこの?検定カラーじゃないね。やめた方がいいんじゃない?」
ってなるわけです。
これ、試験に置き換えたらどうなるかというと、
■プロ用の検赤ポリッシュを使っている場合
「ん?なんか色薄くない?」→何使ってるんだろ?→トレーの中を確認→「あ、シャレドワか(=ちゃんと検定カラーか)」と納得する。
■プロ用じゃない赤ポリッシュを使っている場合
「ん?なんか色薄くない?」→何使ってるんだろ?→トレーの中を確認→あ、化粧品ブランドのポリッシュ使ってるのか。→「真赤」じゃないのでは?と審議が入る(減点される可能性)。みたいなことになりかねない。
ってことです。
今回紹介する赤ポリッシュにかかわらず、プロ用のメーカーが出している検定カラー(真赤)を使えばしょうもない減点の可能性がひとつ排除できます。
ネイル検定3級・ジェルネイル検定初級では、減点の可能性はなるべく排除する!ってことで、プロ用メーカーの赤ポリッシュを使いましょう。
赤ポリッシュのメーカー選びはモデルとの相性と本人のクセが重要
私がメーカーの赤ポリッシュを3種類使って分かったことは、ポリッシュは
- モデルさんの爪の大きさ
- 本人の塗り方のクセ
でメーカーを変えた方が使いやすいってことです。
「モデルの爪は大きめ・ゆっくり塗りたい」ならOPIがおすすめ
■OPIの特徴(私調べ)
- シャレドワと比べると乾きがゆっくり(遅いともいう)
- シャレドワに比べて粘度がある
- ハケが大きい
- ハケはポリッシュをよく含む
■おすすめな人
- ササッと塗れんわ!ゆっくり塗りたい!てな人
- モデルさんの爪が横に広い(男の人に多いかな)
- モデルさんは女性だけど爪が大きい人
OPIの特徴とおすすめする人はこんな感じです。
ちなみに私は夫にモデルをしてもらったので(爪が大きい)、OPIでネイル検定3級を受けました。
爪が大きいモデルさんの場合、「ハケが太め・乾くのがゆっくりめ」のポリッシュを使うことで、
- キューティクルラインを焦らずしっかり攻めることができる
- 何度もポリッシュをボトルからとる時間を削減できる
というメリットがあります。
ベースコートとトップコートはこちら↓
「モデルの爪は小さめ・ササッと塗りたい」ならシャレドワ(平筆)がおすすめ
■シャレドワ(平筆)の特徴(私調べ)
- OPIに比べると乾きは早め
- OPIと比べるとテクスチャはサラサラめ
- ハケは大きい
■おすすめな人
- 比較的スッスッと塗れる(塗れるようになりたい)人
- モデルさんの爪が横に広い(男の人に多いかな)
- モデルさんは女性だけど爪が大きい人
シャレドワ(平筆)の特徴とおすすめする人はこんな感じです。
モデルさんの爪が大きめかつポリッシュを塗るのが得意という人は、OPIよりこちらがおすすめ。
私の場合、最初はOPIがじっくり丁寧に塗れて好きでしたが、練習を重ねてカラーリングが得意になってくると、こちらの方が使いやすく感じました。
ベースとカラーは平筆、トップはノーマルを使用してました。
カラーリングが得意な人(塗るのが早い)はこちらを使うと、
「カラーまだ乾いてないじゃん😠(トップ塗れない!!)」
とならずに、スピーディーに次の工程へいけるというメリットがあります。
「モデルの爪は小さめ」なら、ゆっくり派・ササッと派どちらの人もシャレドワ(ノーマル)がおすすめ
■シャレドワ(ノーマル)の特徴(私調べ)
- OPIに比べると乾きは早め
- OPIと比べるとテクスチャはサラサラめ
- OPI、シャレドワ(平筆)と比べるとハケは小さい
■おすすめな人
- 爪が小さい人
シャレドワ(ノーマル)の特徴とおすすめする人はこんな感じです。
モデルさんの爪が小さい場合、大きいハケを使うと皮膚への付着の原因になります。
これは減点事項なので避けたいところ。
私はスクールで爪の小さめのモデルさんに塗るときに使っていました。
その際はベースは平筆、カラーとトップはノーマルを使用してました。
慣れてくると爪の小さい方の小指なんかは一回で塗れたりするのでおすすめです。
今回紹介したポリッシュは「初心者さん」にこそおすすめ
プロ用のポリッシュ(OPIとかシャレドワとノイロとかZOYAetc…)は、どれも素晴らしいんです。
それぞれ特徴があって、とりわけポリッシュを塗るハケに関しては市販のものじゃやっぱり出せないクオリティです(あと、乾きのはやさも)。
ハケはホント、ドキドキするようなしなやかさです(マニアックすぎてキモイ)。
プロのネイリストさんなら、好みはあるにしろどの製品を使ってもとてもきれいに塗ることができるはずです。
そして、それぞれこだわってメーカーを選ばれています。
なので今回のおすすめは、
「初めてポリッシュを真剣に塗るよ」
「初心者でそもそもポリッシュ塗ったこと無いよ」
みたいな、あくまでも初心者さんに対してです。
練習してこだわりが出てきたら、自分のこだわりに合ったポリッシュを選んでもらえたらいいかなぁと思います。
【番外編】モデルの爪への負担を最小限にしたいならZOYAがおすすめ
ポリッシュには人体に有害とされる物質がいくつか入っています。
それらの一切を取り除いたのがZOYAというメーカーで、赤ちゃんにも塗ることができるくらい安全なポリッシュです。
画像は私がプライベートで使用してる(主にフット)やつです。
- モデルさんの爪を大切にしたい
- モデルは子どもに頼む予定
みたいな方にはおすすめかなと思います。
ハケの大きさはこんな感じ。
シャレドワ(ノーマル)と近いかな。
私はもう慣れたものなので足の親指にもムラなく塗れますが、初心者さんだとノーマルは大きい爪に塗るにはちょっと練習が要るかもしれません。
ハケはワイドブラシが別売りであるので、ハケが細すぎ!って人はそちらがおすすめです。
楽天だと3点セットが販売されていますが、現在アマゾンに取り扱いはありません。
赤ポリッシュを購入するときは「薄め液」も準備しておこう
赤ポリッシュは温度変化に敏感です。
気温が上がったり空気に触れる時間が長いとドロッとしてきます。
そんな時にいちいち買い替えをしてるときりがないため、練習時には薄め液を入れて、対応しましょう。
ドロドロ具合によりますが、数滴入れるだけではドロッと感が解消されない場合があります。
その時は思い切って体感でシャバババババくらい入れると良いかなと思います。
おわりに ネイル検定3級・ジェルネイル検定初級の赤ポリッシュ、メーカー3種使い比べ。ネイリストのおすすめはコレ!
ネイル検定3級では、練習を含めると赤ポリッシュは3本前後消費することになります。
決めきれない方はとりあえず一つ買ってみて、その使い心地を基準に2本目を真剣に選ぶといいかなぁと思います。
余った分はジェルネイル検定初級の練習・本番にそのまま使うことができます。
ネイル検定3級の道具はこちらでまとめているので気になる方はどうぞ。
ジェルネイル検定初級の道具はこちら。
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