こんにちは、ネイリストのHIYOKOです。
今回はセルフネイルをしはじめてちょっとくらいたってブチ当たる
「ジェルがんばって塗ったのにすぐ取れるんやけど~!」
という悲鳴を解決する神器「キューティクルニッパー」のおすすめを紹介をしていきます。
キューティクルニッパーとは
キューティクルニッパーはルースキューティクルと呼ばれる爪表面にある角質を取り除く道具のことを指します。
ルースキューティクルは日本語だと「爪上皮角質(そうじょうひかくしつ)」というのですが、日本語の方がなんとなくイメージがわきやすいかな?と思います。
つまり、爪の上にある角質を掃除する道具=「キューティクルニッパー」ってな感じ。
よく間違われるのがココ。
画像の矢印の先にある細いラインはルースキューティクルではなく「キューティクル」といいます。
見た目重視のネイリストなんかはガッツリ切ってしまいがちですが、本来は切らない方が良い部分です。
キューティクルは日本語だと「爪上皮(そうじょうひ)」といい、皮なんですよね。役割は爪と密着することで雑菌の侵入を防ぐことです。
ガッツリ切ってしまった上に保湿をちゃんとしなかったり菌が多いものに触れてしまうと、場合によっては菌が侵入して指が真っ赤になってしまうこともあります。
上手なネイリストの場合は、カットしてもほんの僅か残して美しく仕上げます。
ネイル初心者ならキューティクルニッパーはC103がおすすめ
キューティクルニッパーで有名なメーカは、ヒカリ・ナカソネ・ウツミの3社。
いずれも日本のメーカーです。
ネイリストはだいたい上記3つのメーカのいずれかを使ってることが多いんじゃないかなぁと思います。
セルフネイル初心者さんやネイルケア初心者さんにおすすめなのはどれ?というとこちら。
プロ用のネイルニッパーの中では破格の安さです。
こちらはビギナー用なので、ネイリストがネイルサロンで使用する…となるとキビシイですが、セルフネイルくらいなら問題ないかなぁという感じ。
もう一歩がんばれるならこちらもおすすめ。
ウツミのC103と比べると価格が全く違いますが、刃先の扱いやすさと切れ味の持ちが段違いです。こちらは長く大切に使えるんではないかな。
研ぎに出すこともできます。
ちなみに私が現在メインで使用してるのはこちら。
切れ味はもちろん握り心地がかるくて疲れません。
いくつか紹介しましたが、どこのメーカかもよくわからんキューティクルニッパーと比べると、C103であっても「めっっちゃ切れるやん!」となるはずです。
ちなみにキューティクルニッパーは高いものほど刃先が薄く繊細で曲がりやすいです。
刃先にはカバーを忘れずに!
私のネイルスクールの同期はナカソネ(すごい高い)を買ったのに刃先が曲がって嘆き苦しんでました。
初心者に「プロ用」のキューティクルニッパーがおすすめな理由
私はセルフネイル・ネイルケア初心者さんほどプロ用のキューティクルニッパーを使ってほしい…!と心の底から思ってます。
初心者さんが切れないキューティクルニッパーでネイルケアをするのは、たとえるなら、料理を初めてする方が切れない包丁でカボチャを切るようなものです。
なんか、めっちゃ危なそうに感じませんか?
「キューティクルニッパー買ってケアしてみたけどあんまりキレイにできなかった!むしろ汚くなった」という話はよく聞きますが、技術の問題もあるかもですが、道具が悪いんじゃないかな?と思ったり。
そもそもが、切れない包丁でカボチャをキレイに切ろうと思ったら至難の業です。逆に切れる包丁なら、はじめてカボチャを切る方でもキレイにスッと切れますよね。
最初だからこそ、初心者だからこそ、道具にはこだわってほしいな(ケガのリスクがあるものは特に)と思っています。
100均とかの安いキューティクルニッパーとプロ用の違い
…と偉そうなことを言っていますが、実は私、安いキューティクルニッパー買っております(ウワァ)!
今でこそネイリストですが、私もセルフネイラー時代がありまして。その時買ったものがこちら。
懐かしい。
当時アマゾンで買いましたが、わりと上位のほうにあるキューティクルニッパーでした。
ちなみに、これ全然おすすめじゃないので!
私が買っているからといって買うことの無いように…まったく切れません。
というか数回は切れるんだけどすぐ切れなくなりました。
大量生産の安いキューティクルニッパーとプロ用のキューティクルニッパーの違い
失敗の経験があるからこそみなさんにお伝えできることがある。ってことで、こちら。
安いキューティクルニッパーとプロ用のキューティクルニッパーの大きな違いは「刃先」です。
安いものほど刃先がぶ厚く切れにくく(左)、高いものほど刃先が薄く繊細(右)で軽い力でスッと切れます。
紹介したヒカリ・ナカソネ・ウツミは、いずれも刃先に対するこだわりが強く、切れ味の持続性、「研ぎ」ができるなど、キューティクルニッパーを「長く使うもの」としてとらえています。
「初心者なら切れないヤツのほうがこわくないんやない?」と思うかもですが、キューティクルニッパーはルースキューティクルを取り除く(=切る)ことで爪をキレイにするのが目的です。
切れないとどうなるのか?というと、
切れない=引きちぎる
となるわけです。
この行為の行きつく先はどこかというと「ささくれ」多発問題。
キレイにするためにキューティクルニッパーを使ったのに、1日経って指先をみたらささくれまみれ。
これは切れないキューティクルニッパーで引きちぎりながら無理にケアしたことが原因である場合が多いです。
「切」らないなら、むしろキューティクルニッパーは使わない方がキレイな仕上がりになります。
キューティクルニッパーを使ってセルフネイルででワンランク上のネイルケアをするのであれば、しっかり「切る」ことに慣れていくのが大事かなぁと思います。
キューティクルニッパーの持ち方
キューティクルニッパーの持ち方はこんな感じ。
親指の位置がポイントです。
下すぎたり上すぎたりしないように、ニッパーが交差するあたりに親指を置けるように握るのがベストです。
置き方に注意!置く時は刃先が上になるように置く
ちょっと余談なんですがこれだけ。
キューティクルニッパーに限らないのですが、ネイル道具の刃物系はすべて「刃先は上にして置く」ことを忘れないでほしいです。
プロ用品の刃先はホント繊細です。
カツンッと置いたその一瞬で刃先がゆがんでしまってその後1週間以上落ち込む…てなことにならないように。
(刃先は上…)(刃先は上…)(刃先は上…)
てな感じに、(慣れるまでは気づかず置いちゃうことがあるので)すんごい意識するようにしましょう。
キューティクルニッパーの使い方
キューティクルニッパーを作っているメーカーのヒカリが動画を出しているのでこちらが参考になるかも(動画:YouTubeより)。
※プッシュアップとはネイルケアのひとつで、キューティクルニッパーの前に行うケアのことです。
キューティクルニッパーのお手入れ方法
- 刃先の汚れをコットンもしくは柔らかい布で拭き取る
- アルコールで消毒する
- しっかり乾かす
- オイルを塗って錆を防ぐ
- 刃先にキャップをするかケースに入れて保管する
お手入れ方法の流れはだいたいこんな感じです。
刃先の汚れをコットンもしくは柔らかい布で拭き取る
キューティクルニッパーを使った後は、まず最初に簡単に汚れを落とすことが大事です。
こびりついてしまうと取れにくいです。
でも、刃先は繊細なので力を入れて取りたくありません。
ケアの途中に気づいたらこまめに取るように意識するくらいがいいかなと思います。
アルコールで消毒する
キューティクルを切る道具なので、菌が残っている可能性が考えられます。
そのままにしておくと菌が繁殖する可能性があるし、もし繁殖していたら次回使った時に爪が炎症を起こしてしまうリスクもあります。
コットンにアルコールを含ませて刃先をそっと、サッと拭う程度で問題ありません。
しっかり乾かす
水気(アルコールにも水分が含まれる)があるままキャップをしてしまうとサビてしまう可能性があるため、しっかり乾かすようにしてください。
オイルを塗って錆(サビ)を防ぐ
プロ用品系の刃物は切れ味を出すために材質に炭素を含むことが多い(=サビやすい)です。
そのため、可能なら毎回使用した後に錆止油を塗ることが望ましいとされています。
ある程度の価格帯(10,000円~かな?)のキューティクルニッパーは購入する時に付属していることも多いので、その場合はそちらを使用したらいいかなと思います。
刃先にキャップをして保管する
刃先は繊細なので、必ず…必ずキャップをして保管するようにしましょう!
まるで宝物のように扱ってあげるのがベスト。
プロ用のキューティクルニッパーは気をつければ長く使うことができるので、大切に扱ってあげるといいかなと思います。
キューティクルニッパーの切れ味を復活させるには
プロ用のネイル道具は、ほとんど物がメンテナンス・修理できるようになっています。
キューティクルニッパーも例にもれずなので、「ど~にも切れなくなってきたな…」と思ったら購入したメーカーの公式サイトからメンテナンスを依頼して下さい。
ツヤピカで戻ってきます。
おわりに ネイル初心者におすすめ!イチオシプロ用キューティクルニッパーはずばりコレ
キューティクルニッパーをうまく使えるようになると、「ジェルネイルがすぐ取れてしまう」という問題が解決するだけでなく、爪周りの美しさがワンランクアップします。
プロ用のキューティクルニッパーを使えば切れ味も操作性もよく、使うだけでもネイルケアがぐんと上達するはずです。
ぜひ購入してみてください。
プロ用のネイル道具について興味がある方はこちらも参考になるかもしれません。
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