プロが解説!爪やすりのスポンジバッファはサンディングや〇〇に使うのが正解!

プロが解説!爪やすりのスポンジバッファはサンディングや〇〇に使うのが正解! HIYOKOネイル
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ネイリストのHIYOKOです!

今回は、爪やすりの一種である「スポンジバッファ」について詳しく解説します。

スポンジバッファはネイリスト的にはネイルケアに欠かせないアイテムですが、セルフネイルでは出番は少ないかも?な爪やすりのひとつ。

使い方を間違えると爪がペラペラになったり期待する効果が得られないことも。

この記事を読めばスポンジファイルのすべてがわかります!

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爪やすり(ネイルファイル)とは?

そもそも爪やすり(ネイルファイル)ってなんぞや?というとこんな感じ。

エメリーボードの記事でも紹介しているので、知ってるよ!って方はこちら

爪やすり(ネイルファイル)の用途

爪やすりとは、爪の先端を削ったり爪の表面をなめらかにする道具の総称です。ネイリストの世界ではネイルファイルということが多いです。

ちなみに日本化粧品技術者会(学術団体)では爪やすりは下記のように定義されています。

爪みがき用品の一つで、表面がざらざらの板状のもの.爪の先端を削ったりこすったりして爪表面の凹凸を滑らかにする.目の粗さは種々あるが、一般に粗いものは爪の先端形状を整えるために、細かいものは爪表面のつや出しのためにそれぞれ使用する

爪やすりには

  • エメリーボード
  • ウォッシャブルファイル
  • スポンジバッファ
  • シャイナー

の4種類があります。

スポンジバッファはスポンジファイルと呼ばれることもありますが、呼び方が違うだけで物は同じです。

爪やすり(ネイルファイル)にはそれぞれ用途があるため、やりたいことに合った爪やすりを使うことが大切です。

ネイリストが選ぶ!初心者向けネイルファイルの種類とおすすめはコレ

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スポンジバッファとは?

スポンジバッファは柔らかいスポンジ素材をベースにした爪やすりで、主に爪の表面をなめらかにするために使われます。

使い方は基本的に3つです。

  • ネイルケアのひとつ自爪の「バリ取り」に使う
  • ジェルネイルをする前の「サンディング」に使う
  • ジェルを落とした後の爪をなめらかにするために使う

爪の長さを短くするためのネイル道具ではないので注意が必要です。

爪の凹凸を整えることに使うこともありますが、それはジェルネイルやマニキュア(ポリッシュ)をする時の邪魔になるデコボコを滑らかにするという意味合いが強いです。

爪表面の縦筋や横線のようなものを消すためにスポンジバッファーを使うことはおすすめしません。

たいていの場合、爪が薄くなりすぎて新たなトラブルを引き起こすことになってしまうからです。

爪表面の縦筋や横線はオイルを塗るなどの保湿ケアや食事によって根本的な改善をしていくことがおすすめです。

スポンジバッファーは他の爪やすりと比べて柔らかい素材を使用しているため、爪への負担が少なくネイル初心者さんでも使いやすいのが特徴です。

とはいえ、サンディングで削りすぎてペラペラになっちゃったよ!!って方もよくいるので注意して使っていく必要があるかなと思います。

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プロ用おすすめスポンジバッファ

スポンジバッファは自爪に直接触れる物なので、可能ならプロ用がおすすめです。

安価なものは書かれてあるグリット数(目の粗さ)より目が粗いことが多い気がしていて、それってそのまま「爪削りすぎてペラペラ問題」につながってしまいます。

爪は一度薄くなってしまうと生え変わるまでその薄さは変わりません。

なんなら、薄いせいで伸びたとこから爪がパキパキ割れてしまい「爪割れループ」に陥ってしまうこともあります。

ってなわけで、おすすめプロ用スポンジバッファはこちら。

まずは私が使っていて「使いやすいな~」「持ちが良いな~」と思うものから。

アゲハは両面180グリットで、どっちがどっち(のグリットだっけ)?!と悩まなくていいというメリットがあります。

ミトスはこれぞプロのスポンジバッファ!って感じの作りがお気に入り。

上記2つは人気で欠品のことも多いです。

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こちら2つもおすすめ。

ミトスグレーとミトスピンクの違いはグリット数です。180/220でもセルフネイルには問題ないかなと思います。

バリ取り・ジェルネイルのサンディング・なめらかに整えるのに適した粗さは180グリット

バリ取り・サンディング・なめらかにするため…など用途はいくつかありますが、いずれも使用するスポンジバッファの目の粗さは180グリットが基本になります。

スポンジバッファは表と裏の両面使うことができ、「〇〇〇/〇〇〇」とグリット数が表記されていることがほとんど。

グリット数を確認して購入するようにしましょう。

ネイルファイル100/180どっち使う?!画像付きでめっちゃ丁寧に解説してみた

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【使い方1】爪やすり「スポンジバッファ」をバリ取りに使う

ネイルケアは丁寧に行うと6つのステップがあります。

スポンジバッファを使用する場合、手順的にはエメリーボードの後に使うことになります。

エメリーボードは爪の長さと形を整える爪やすりです。

エメリーボードを使用すると自爪の方に「バリ」と呼ばれるささくれみたいなものが残ることがあります。

バリが残っていると

  • 爪の形がすっきりせずボヤッとする
  • ジェルネイルが取れやすくなる

ってなことになるため、ネイルサロンでは必ずエメリーボード→スポンジバッファという手順を踏みます。

使い方は簡単。スポンジファイルを爪の下に当ててスライドするだけです。

ポイントは力を入れないことかな。

こちらの動画がわかりやすいです(動画:YouTubeより。該当箇所:5分29秒あたりから)。

※こちらの動画では自爪に出たバリのことを「ダスト」といっています。

エメリーボードについて知りたい方は下記記事で解説しています。

ネイルケアで使うエメリーボード(爪やすり)とは?おすすめ・正しい使い方を解説

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【使い方2】爪やすり「スポンジバッファ」をサンディングに使う

スポンジバッファの一番知られている使い方はサンディングじゃないかな?と思います。

サンディングとはジェルを塗る前にスポンジバッファで自爪の表面に細かな傷をつけることをいいます。

セルフネイル初心者さんが間違えやすいのが「傷をつける」というところ。

「削る」じゃないので注意が必要です。

往復がけはせず、一方向に傷をつけるだけで十分です。

爪の四方に傷をまんべんなくつけるようにするとジェルネイルが取れにくくなります。

私の爪はやたらデカいので8回ほど傷をつけるかな…となりますが、爪が小さめな方だとサンディングは3回くらいで済むこともあります。

リフト(ジェルが取れること)が怖くてやたらサンディングするネイリストの方がいらっしゃいますが、爪のことを思うのであればサンディングの回数は少ないほどいいです。

180グリットのプロ用スポンジバッファを使うのであれば傷の深さ(削ること)は求めなくていいので、まんべんなく傷をつけることを意識するようにしてみてください。

爪が薄い方の場合は爪の四方だけ削ったり…みたいな工夫をすると良いかなと思います。

その分ジェルは取れやすくなるので油分除去はプロ用を使うといいかも。

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あと、サンディングで爪が薄くなるのがどうしても気になるんだわ!って方は、私が色々な記事でおすすめしているシャイニージェルのベースを使ってみるのもいいかもしれません。

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サンディング不要のベースジェルで、純国産、酸不使用なので爪にやさしいです。しかもジェルをオフする(取る)ときペリンペリペリンッと取れます。

セルフネイルは好きなように楽しめるってのが良い所だと思います。いろいろ試しながら「自分のいい感じ」を見つけてもらったらいいかなと思います。

ジェルネイルでサンディングをしないとどうなる?

ジェルネイルはサンディングをすることで爪の表面を傷つけ、その傷にベースジェルが入り込むことで密着しています。

サンディングをしない場合、ツルリとした自爪の表面にジェルを乗せているだけになってしまうため密着が弱く持ちが悪くなります(1日で取れちゃったり)。

どうしてもサンディングをしたくない場合は上記で紹介したようなサンディング不要のベースジェルを使うと良いかなと思います。

ただ、サンディング不要のベースジェルは物理的に傷をつけない代わりに「酸」で爪を溶かすことで自爪と密着するような仕組みのものが多いため、かえって爪が痛んでしまう場合もあります。

「どのサンディング不要のジェルを使うのか?」はしっかり知識を持って選ぶことが大切です。

【番外編】ネイルチップのサンディングもできる

ネイルチップへのサンディング方法も自爪にするのと同じ方法で可能です。

ネイルチップはツルンとしているので、ジェルによっては端まで塗ったのに硬化したら縮むことがあります。

そのような場合は軽くサンディングしてあげると、キレイにキワまで塗った状態で硬化することができます。

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【使い方3】ジェルを落とした後の爪をなめらかにするために使う

ベースジェルによってはしっかり自爪と密着していてジェルが爪の方に残ってしまいます。

こういう場合はもう一度ジェルリムーバーを使うと良いですが、使いすぎると爪と爪周りの皮膚が乾燥してしまいます。

ほぼほぼ取れているのであれば、かる~くスポンジバッファをあててあげるといいです。

ポイントは、ささくれっぽく爪表面に残っている「ジェルのささくれ」を取り除く感じでふわっとあてること。

スポンジバッファでしっかり取り除こうとしてしまうと削ってしまって爪がペラペラになってしまうので注意が必要です。

「なめらか」の目安は、指で爪を撫でてとげとげが気にならないくらいくらい。

ジェルを塗るときの邪魔にならない程度になっていれば問題ありません。

ジェルネイルの付け替えをする場合、この時点で軽く全体に傷をつけておけばサンディングもしたことになります。

その際は改めてサンディングをする必要はありません。

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スポンジバッファのお手入れ方法

こちらで紹介するスポンジバッファのお手入れ方法はお家用です。

ネイルサロンで使えるお手入れ法ではないのでご注意ください。

  1. サッと水洗いする
  2. キッチンペーパーで水気を取る
  3. エタノールを両面振りかける
  4. キッチンペーパーで軽く押さえて水気を取る
  5. 立てかけてしっかり乾燥させる

エメリーボードと違いグリットの目が痛みやすいのでブラシでこするのはやめた方がいいかなと思います。

ササッとやれば1分ほどで完了するお手入れなので、ぜひやってみてください。

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さいごに プロが解説!爪やすりのスポンジバッファはサンディングや〇〇に使うのが正解!

スポンジバッファは爪の表面のキレイさをより際立たせる役割があります。

ジェルネイルをするなら一番重要なポイントだったり。

ここを丁寧にしてあげるとジェルネイルの持ちが数週間単位で変わってくるので、丁寧に練習してもらったらいいかなと思います。

前段階のネイルケアであるエメリーボードの使い方はこちら。

スポンジバッファ以外のネイル道具もこちらで解説しています。

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