ネイルチップのサイズが合わない時は、「ネイルファイル」と呼ばれる爪やすりで削って形を整えるのがおすすめです。ただし、用途に合ったネイルファイルを使わないと永遠に削れなかったり、ネイルチップが割れてしまったりすることがあります。
この記事ではネイリストのHIYOKOが、
- ネイルチップを削るのに適したネイルファイル
- チップを削るのにおすすめのプロ用ネイルファイル
- ネイルチップの削り方
を丁寧に解説していきます。
記事を読むことでネイルチップを削るのに必要なネイルファイルがわかるだけでなく、やりたいことに応じてネイルファイルを自分で選べるようになります。
ウォッシャブルファイルとは:別名ゼブラファイル・アクリルファイルとも言い、「ネイルファイル」の1つである
ネイルファイルには4つの種類があります。セルフネイルならエメリーボードが一番身近かな?と思います。ネイルチップを削るときはウォッシャブルファイルを使うのが正解です。ウォッシャブルファイルは「ゼブラファイル」「アクリルファイル」と呼ばれることもありますが、どれも同じものを指します。
セルフネイルなら自爪用のエメリーボードでネイルチップを削ってもいいの?
それぞれのネイルファイルの用途は画像のとおりです。
- 自爪の長さや形を整えるならエメリーボード
- ネイルチップなど「人工爪」の長さや形を整えるならウォッシャブルファイル
ネイルサロンじゃないし、セルフネイルならエメリーボードとウォッシャブルファイル、どっちでもいいんじゃ?と思うかもですが、エメリーボードはウォッシャブルファイルより「しなり」があって、自爪への負担が少なくなるように作られています。
ウォッシャブルファイルはエメリーボードと比べると厚みのある作り(しなりがない)なので、人工爪をしっかり削るのに向いています。セルフネイルであっても用途に応じたネイルファイルを使った方が時短になり、クオリティも上がります。
ネイルチップの形を整えるのにおすすめのウォッシャブルファイル
ネイルチップの長さや形を整えるのにおすすめのネイルファイルは次のあたり。いずれもプロ用で削りやすく長持ちします。
上記は180グリットのウォッシャブルファイルです。
下記は150グリットで、180グリットより粗めのウォッシャブルファイルです。
》ネイリストが選ぶ!初心者向けネイルファイルの種類とおすすめはコレ
状況に応じて粗さ(グリット数)を変える
上記で紹介したウォッシャブルファイルは150~180グリットの粗さです。数字にによって目の細かさが変わります。150(粗い。ザリザリ削れる)~180(細かい。150よりサリサリ削れる)という感じ。
》ネイルファイルの粗さ100/180どっち使う?!ネイリストが画像付きで「粗さ」の使い分けを解説してみた
ネイルチップが薄い、不器用さん・ネイルチップを削るのに慣れていない、なら180グリットの粗さがおすすめです。150グリットは削れすぎたり、割れたりするリスクがあります。
下記のような片面ずつでグリットが異なるウォッシャブルファイルもたまに売っています。いろんなグリット数を試したい方は下記を購入すると良いかも。
SHINYGEL:ゼブラファイル(アーチ型) 100/180G |
商品ページはこちら |
100グリットは繊細に削るには粗めです。大まかにネイルチップを削るときや、ジェルネイルのオフに使えます。
ネイル道具を買うならおすすめメーカーは「シャイニージェル」
セルフネイル初心者さんがジェルネイルの道具を選ぶ上で重要になってくるのは「安全性」です。シャイニージェルはネイルケア道具もプロ用のものも卸されていて、ジェルに関しては材料が純国産で、削らなくていいジェルなのでセルフネイル初心者さんには扱いやすはず。
ジェルはオフ(取るとき)が一番大変でめんどうで、初心者さんほど爪が痛めてしまいやすのですがそのあたりのこともしっかり考えているメーカーです。
買うなら公式サイトからがおすすめ!アマゾンで購入できるものもあるようですが若干割高だったり、公式サイトでのポイント還元率が高い(セールもやってたり)ので、会員登録した方がオトクです。
ネイルファイルを使ったネイルチップの削り方
ネイルファイルでネイルチップを削るパターンは2つあります。
微調整の場合は180グリットのウォッシャブルファイル、自分でネイルチップを作成する場合は、150(場合によっては100)グリット~180グリットのウォッシャブルファイルがおすすめです。
購入したネイルチップのサイズが合わなかったので微調整したい
ネイルチップの微調整は下記のポイントに注意しましょう。
- 180グリット前後のウォッシャブルファイルを使う
- 削りすぎないように少しずつ削る
- 往復がけはしない
- ひと削りごとに自爪に合わせる
粗すぎるネイルファイルはバリバリ削れるため、ネイルチップのデザインを損なってしまうリスクがあります。180グリット前後のウォッシャブルファイルで少しずつ削るのがおすすめです。
横幅を削るときはチップ側を動かすと削りやすいです。一方向に削り往復がけはしません。チップが割れてしまう危険性があります。デザインによっては両側を均等に削った方がきれいな場合もあります。
バリ(白いモケモケ)まで取って仕上げるとこんな感じ。両サイドを削ってバレリーナっぽい形のネイルチップに仕上げました。バリの取り方は下で解説しています。
自分でネイルチップを作成するにあたって、最初に形を整えたい
ネイルチップの形を整えるなら、100~180グリットのウォッシャブルファイルを使いましょう。削る量が多いほどグリットは粗め(100~150前後)の方が時短になります。
グリットが粗くなると時短になりますが、バリバリ削れてネイルチップが割れるリスクも高まるので、初心者さんや不器用な方は180グリットで削るのがおすすめです。私の場合、下記の流れで削ることが多いです。
- ネイルスタンドにしっかり取り付けてだいたい削る
- スタンドから取りはずして微調整(削る→自爪に合わせるを繰り返す)
ネイルスタンドに取り付けて削るのは、ガッツリ削るときにネイルチップ(小指サイズとか特に)を持ち続けるのがしんどいからです。
粘着力の弱い両面テープだとネイルファイルで削るときにどこかへ飛んで行ってしまうので、私はアマゾンで繰り返し使える魔法のテープを購入して使っています。
これ、ネイルスクール時代の同期生に教えてもらったんですが、ホントいい感じです。チップスタンドに貼るテープは少ししか使わないため1回買えばかなり持ちます。
上記の魔法のテープはチップを削るときにはすごくいい粘着具合ですが、チップを作成する時に使うとなると粘着具合が強すぎます(私の感覚ですが)。同じように感じる場合、粘着面を指で数回ペタペタして粘着力を弱めるのがおすすめです。
ある程度削ったらスタンドから取り外して、爪に合わせつつ微調整します。
バリまで取るとこんな感じ。バリを取るとチップの形がきれいに見えるので、必要であれば手直しして完成です。画像だと右のサイドをもう少し削って左に合わせた方がいいかなという感じ。
ネイルチップを削ったあとの「バリはスポンジバッファで除去する
購入したネイルチップも、自作するネイルチップも、削ったあとは「バリ」と呼ばれる白いモケモケがでます。バリはスポンジバッファと呼ばれるネイルファイルで取り除きます。
スポンジバッファはやわらかいため、削れ心地もやわらかめです。とはいえしっかり削れるので、せっかく整えた形を削ってしまわないように、やさしくなぞるようにバリを取ります。
バリを取るとこんな感じ。↓
プロ用のおすすめスポンジバッファは下記のとおりです。
おわりに ネイルチップを削りたいなら「ウォッシャブルファイル」を選ぶべし【ネイルファイルの選び方】
ネイルファイルは4種類あって、呼び名も人によって違います。セルフネイル初心者さんの場合、混乱してしまうことも多いはず。今回画像で解説したので、多少わかりやすくなったかな?と思います。
セルフネイルをされる方向けに、おすすめのネイル道具紹介もしています。
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