こんにちは、HIYOKOです。
ネイリストになりたい!って思った時、皆さんは何が必要だと思いますか?
そりゃ、ネイリストとしての専門知識とか、技術とか…
だからスクールに通ったり…
資格試験受けて合格したりとか…結構いろいろ取らないといけないって聞いたけど…?
って思ってませんか?
その知識、間違ってます。
ネイリストとしての専門知識とか技術がないと、ネイルサロンには就職できないよね(なぜなら即戦力を求めるネイルサロンが多いから)
↓
だから、それが学べるスクールに通って、資格を取ってからあこがれのネイリストになろう!
っていう思考プロセスかな?と思いますが、
- 即戦力=ネイルの資格を持っていることではない(てか、資格持ってるだけじゃ初心者とほぼ一緒の扱い)し、
- そもそも、資格をとることで、プロのネイリストとしての専門知識や技術を得られるかっていうとそんなことはないし、
- もっというと、プロの現場で働くネイリストとしての知識や技術はネイルサロンで実際に働かないと身につかないし、
- 実際のところ、私の経験で言えば、ネイルサロンに就職するためにたくさんの資格(よく言われるのは、JNEC3級と2級、JNAの初級と中級の4つ)を取る必要はなかったし、
- なんなら、私が働いてるネイルサロンの店長さんはJNEC3級しかもってない(めっちゃ上手だけど)
です。
私もネイリストになる前は、
知識と技術がなきゃ雇ってもらえないだろうし、スクールに通って1年~2年かけて最低4つ、できれば6つ資格取って、それから就活して…って感じだろうな。
って思ってました(実際スクールに通ってたし)。
でも、このステップ、人によっては遠回りかもしれません。
てなわけで、ネイリストになりたい!と思っている皆さんが遠回りしないよう、ネイリストになるために本当に必要だと思うこと、丁寧に解説していきます。
あくまでも、私が私の経験を踏まえて思ったことであるってのは念頭に置いてもらいつつ。
JNECやらJNAやらネイルの資格がそもそもわからんって方は、まずこちらの記事の前半をサラッと読んでもらえるといいかなと思います。
ネイリストになるには何が必要か?私が未経験からネイリストになるためにしたこと
私の屍を超えてゆけってことで、まずは私の実際の経験から。興味のない方は次の項目へどうぞ。
私の前職は、接客業ではありませんでした。
ネイリストは接客業なので、職種的には全く未知の領域(ちなみにネイルサロンの面接では、接客業のご経験はありますか?って高頻度で聞かれます)。
そんな私がネイリストになるためにしたことは、
- ネイルスクール(4か月)に通う
- 資格試験を受ける(受けたのはJNEC3級とJNA初級)
- 就職活動をする(合格がわかってたのはJNEC3級のみ)
- ネイルサロンに就職
てな感じです。
その後は、ネイルサロン就職後にネイル検定2級までは受けて合格しましたが、仕事が忙しくなってきてジェルネイル検定中級はちょっと保留中です(このブログ、検定攻略ブログだし、近いうち取りたいと思ってる…!!)。
一見、ネイリストになるには?ってことでよくいわれる
①専門学校かスクールに通う→②資格取る→③就職活動→④ネイルサロン就職
という王道パターンかなとも思いますが、
JNEC3級のみでネイルサロンに就職
ってとこは、ちょっとちまたの話とは違って目を引くところかな?と思います。
ネイリストになるために必要だった資格とかかった費用
ネイリストになるために必要だった資格は、上記でも書いたように、
JNEC3級のみ
でした。
JNA初級も受けていたけど、合否は分かっておらず、就職後合否発表がありましたが、職場でも合否は特に聞かれることなく、報告することもなく。そんな感じです。
ネイリストになるためにかかった費用は、
約8万円程度
でした。
私はスクールに通ってはいましたが、お金は必要のないスクールでした。
なので、
- 道具一式
- JNEC3級受験費用
- JNA初級受験費用(就活では活用できなかったけど)
- 教科書代
など、もろもろ含めてそれくらいでした。
例えば独学でJNECネイル検定3級を取る→就職活動
というのであれば、もうちょい安くなるかな?と思います。
ネイリストになるのに必要なことは1つだけだった。就職活動を経て分かったこと。
- 転職で未経験からネイルサロン関係の就職活動を経験して
- 面接を受けて
- ネイルサロンに就職した
からこそ、わかったことがいくつかあります。
その上で、ネイリストになるのに必要なことってなにか?私的な結論を言うと、
完全なネイル初心者でないこと
です。
あとのあれこれは正直戦い方で何とでもなるのではないかな?と思います。
これだけだとさすがに伝わらないので、わかったこととなぜそんな結論になったのかを以下で解説します。
その1.ネイリストになるには、資格が必要と思うかもしれないけど、実は資格はそれほど重要とされていない
面接でいろいろ話をしていてまず思ったのがコレです。
そもそも、資格の有無でネイルサロン側が確認していることって何か、皆さんは分かりますか?
ネイルサロン側は
資格を持ってる=ネイリストとしての知識と技術を持っているな(オッケーオッケー)
とは思ってないです。
考えたらわかることかもしれないですが、私は実際面接を受けるまで気づかなかったです。
ずばり、ネイルサロン側が何を確認しているかというと
- 完全なネイル初心者ではないということ
- 検定に受かるくらいにはネイルに触れているということ
大まかにいえばこの2点を確認しているなーという感じ。
完全なネイル初心者ではないって?
完全なネイル初心者ってどんなかというと、
- ネイルをするにあたっての一連の流れがわかっていない
- ネイル道具の名称も分からないしそもそも触れたことがない
とか、そのレベルです。
多くのネイルサロンは、完全なネイル初心者はちょっとキビシイ…と思っています。
たいていその理由は、そこから教えている時間がないからです。
ネイル検定は
- 爪に塗っているなにかしら(ポリッシュとかジェルとか)をオフして
- キューティクルクリーンして
- 爪に何かしら塗って
てな感じで、実際ネイリストがネイルサロンで行う施術の流れで試験が行われます。
しかも、合格しているということは、受かるためにそれなりに練習しているだろうから、
- 基本的なネイル道具の名称や使い方も分かっていて
- 受かる程度には触り慣れている
ってことです。
つまり、ネイルサロン側は、資格の有無を確認するだけで
上記のことはクリアしてるな
と判断できるというわけです。
ネイル検定2級とか、ジェルネイル検定中級とかを応募の要件にしているネイルサロンも、
何を見ているのかっていうと、同じです。
- それに合格するくらいの時間はネイルに触れていてほしいし
- よくお客様からリクエストがある、グラデとフレンチはある程度できててもらいたいなー
って思ったら、それを簡単に確認する手段として、応募の要件に
ネイル検定2級、ジェルネイル検定中級に合格していること
とか書くわけです。
ネイリストを雇いたいと思っているネイルサロン側からすると、
資格は(こう言うと語弊があるかもしれないけど)その程度の重要度しか持ってなさそーだなーと、私は面接を受けていて感じました。
資格に関する応募の要件は絶対ではなかったりする
これは、スクールの先生から言われたことです。
「行きたいネイルサロンがあるなら、応募の要件を満たしていなかったとしても、一度電話をかけて、面接してもらえないか聞いてみて。意外に、面接してくれたりするから。」
ホンマかな~???と思ってましたが、スクールの同期はそれで面接してもらってました。
ちなみに私は経験者優遇(※半年以上の経験があること)と書いてあったけど、先生からのお言葉もあって、当たって砕けたれ!!と思って応募したら面接まで通って、面接では
未経験者は取ってないんだけどねぇ~…
って言われたけど御社に対する熱い想いを語り、採用されました。
ネイルサロンって大企業はないんじゃないかな。面接者がそのまま店長ってこともよくあります。
つまり、
面接者=店長=面接者を納得させる=採用につながる
ということで、応募要件も面接者の一存で変更できる場合も十分にあるということです。
ネイルサロンの応募の要件は未経験者には厳しいものが多いですが、
納得させるだけの材料を準備して、当たって砕けろ精神でいろいろ応募してみるのはアリなのではないかな?と私は思っています。
その2.ネイリストになるには、ネイリストとしての知識と技術とか必要と思うかもしれないけど、最初はそんなもの期待されていない
私たちが思う、ネイリストとしての知識や技術と、
現場で働くネイリストや、ネイリストを雇いたいと思っている方々=プロが言っている、ネイリストとしての知識と技術は違います。
ネイリストとしての知識と技術=資格の取得で学べること
ではないんです。
んじゃ何を指すのか?というと
- 経験を踏まえた提案力であったり、
- それぞれの爪に合わせた美しいフォルムだったり
- その日の状況に応じた柔軟な動きだったり
…と、あげればいろいろありますが、たとえばそんな感じです。
つまり、ネイリストとしての知識や技術が得られる(プロとしてすぐ働ける)!!と意気込んで資格取得を頑張っても、それはプロの方たちからすると、なんだろな…
料理でいうところの、炒め物はフライパンという道具に油入れて材料入れて混ぜて作ったらいいっていうのを知っているだけ。みたいな感じです。
でも実際は、炒め物をするにあたって、火加減とが、調味料の量とか、火の通りとか、おいしく作るには重要なことっていっぱいあるよね。みたいな。
この感覚は、ネイルの現場にいる方々とこれから目指す方たちの間で、かなりギャップがあるんじゃないかな?と思います。
ネイルの資格を取る=プロとして働けるだけの知識と技術が身についた!
と思ってネイルサロンへの就職活動を始めると、そのギャップにがっくりするし、就職した後もかなりしんどい思いをすることになります。
ネイルサロン側(プロ)からすると、サロン勤務(もしくは何かそれに代わるような経験)がない以上、ネイルの資格をいくつ持っていても、未経験と変わりないです。
その時点で、ネイリストとしての知識や技術は期待されてないと思っていいかな、と思います。
むこう(サロン側)からすると、それは入ってから育てるわ!そんなものより重要なことがある!って感じです。
その3.ネイリストになるには、即戦力になる必要があると思うかもしれないけど、求められてるのはネイリストとしてってことじゃない
ここまで読んでくださった方は、
即戦力=資格を持っていることではない
ってことは予想がついているのではないかな?と思います。
資格を取った=即戦力で働ける
って思ってたら痛い目にあいます(当分は、キッチンペーパーちぎったり、アルミホイル切ったりくらいしかやらせてもらえないから…)。
もちろん、いろんなネイルサロンがあるので、
採用=次の出勤から現場に放り込まれる(お客様対応する)
みたいなケースもあります。
でも、ちゃんとお客様への商品(ネイリストとしての技術)の提供というものを考えているネイルサロンであればそれはさせてもらえません。
転職で未経験からネイリストになる場合、期待される即戦力とはなにか?
転職してネイリストになる場合、社会経験がすでにあって、新卒ではないってことです。
この場合、ネイルサロン側はネイリストとしての即戦力は求めていません。未経験である以上、即戦力にならないってわかってるからです。
ただ、求められるものがあって。
それは、
- お客様へのマナーや基本的な言葉遣い
- ほかのスタッフに対する気づかいや心配り
みたいなものです。これは、正直、めちゃくちゃ求められます。
面接でも、ネイリストとしてはともかく、社会人としてそのあたりが即戦力となるかはそれとなく探られます。
募集要項に明確に「即戦力」と書いてある場合、資格を持っていても未経験だと難しい
どうして募集要項に即戦力と書くのか?というと、
現状人手が足りなくて回っていない
からです。
だから、この場合、未経験者が面接を通過するのはちょっと難易度が高いです。
ネイルサロン側としては、技術チェックして大丈夫そうなら次の出勤日からお客様対応してほしいレベルだと思います。
明確に即戦力と書いてあるなら、
プロがいうところのネイリストとしての知識と技術を求めているということ=ネイルサロン勤務経験者(もしくはそれに相当する経験がある方)
を求めていると考えて良いかなと思います。
おわりに 私が未経験からネイリストになった方法
私がネイリストになる過程で学んだことをまとめると、
- ネイリストになるにあたって資格はそれほど効力のあるものではない
- ネイリストになるにあたって資格に代わる経験があるのなら(あるいは作れば)あとは戦い方でどうとでもなる
- ネイルサロンの募集要項は意外と柔軟
- 資格の取得でプロのネイリストとしての知識と技術は身につかない
- 資格があってもネイリストとして即戦力になるとはみなされない
ってな感じです。
これからネイリストを目指されるかたの参考になればいいなーと思います!
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